金線入れ(1)

このコーナーでは、金線入れについて、水性アクリル系塗料「GOUACHE(ガッシュ)」を使った方法を解説します。

水性アクリル系塗料「GOUACHE(ガッシュ)」を使った金線入れ

1)位置決め:


位置決め

寸法台にのせ、金線を入れる部分である先端から7mmのところに、鉛筆で印をつけます。

2)GOUACHE(ガッシュ):


GOUACHE(ガッシュ)

2003年11月発刊「最新ヘラウキ作り」(桃園書房)の中で、「光徳」の作者である山田康昭さんが、水性アクリル系塗料「GOUACHE(ガッシュ)」を紹介されています。色数も豊富で、かつ濃度も丁度よく、非常に扱いやすい塗料であることがわかりました。

金線入れは、「カシューの金」、「エンジンウレタンに金粉を混ぜた塗料」等、色々試してきましたが、水性アクリル系塗料「GOUACHE(ガッシュ)」が発色では一番良いと感じていまが、センターがでていないと、カスレが発生しますので、熟練者向きです。


3)金線入れ:


金線入れ

塗装用回転台にウキを差込み、ウキを回転させながら、面相筆で金線を入れます。

塗料の見直しに伴い、再度、面相筆を使用しています。

この時、センターがでていないと、回転させたときに湾曲し、ラインがかすれたり、太くなったりして、きれいな線が描けません。

市販のウキの場合、この線入れを見るだけで、そのウキの製作レベルがわかったりもします。


金線入れ

これで、金線入れの完成です。

以上

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